10年後の貿易総額は現在の2倍、5.3兆ドル規模に―中国

Record China    2010年4月21日(水) 9時40分

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18日、中国商務部は、第107回中国輸出入商品交易会で、中国の貿易総額が今後10年間で現在の約2倍の約5兆3000億ドルとなり、2030年までには貿易強国としての第1段階を実現するとの目標を示した。写真は江蘇省連雲港市の港。

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2010年4月18日、中国商務部は、広東省広州市で15日から開催されている第107回中国輸出入商品交易会(広州交易会)で、「ポスト経済危機における中国貿易の発展戦略に関する研究」を発表し、中国の貿易総額は今後10年間で現在の約2倍の約5兆3000億ドルとなり、2030年までには貿易強国としての第1段階を実現するとの目標を示した。19日付で京華時報が伝えた。

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同レポートの執筆者で、商務部国際貿易経済協力研究院の李鋼(リー・ガン)研究員は、中国の2020年における貿易見込み総額約5兆3000億ドルの内訳に関して、貨物貿易額約4兆3000億ドル、サービス貿易額約1兆ドルと見通した。

このうち貨物貿易額は、輸出が2兆4000億ドル前後で、世界総額の10.1%を占め世界1位、輸入が1兆9000億ドル前後で、世界総額の8.2%を占め世界2位となると予想している。サービス貿易額については、輸出が5000億ドル前後(世界総額の約8.1%、世界2位)、輸入が5000億ドル前後(世界総額の約8.7%、世界2位)となるとの見方を示した。

また、同レポートでは、中国が“貿易強国”となるためのプロセスを2つに大きく分け、2020年までの10年間を「貿易大国としての地位を固め、貿易強国へと進む過程」とし、それ以降2030年までの10年間を「貿易強国の第1段階の目標達成期」と定めている。(翻訳・編集/HA)

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