2010年4月24日、網易は記事「中国のオフィス・ペーパーレス化が世界のトイレットペーパー業界に原料不足を引き起こす」を掲載した。

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中国のオフィスと世界のトイレットペーパー。一見関係がないように見える両者は、実はきわめて密接なつながりを持っている。現在、中国ではオフィスのペーパーレス化が進められている。それに伴いコピー用紙など高品質の廃紙が急減した。実はオフィスから廃棄された紙は再生紙の原料として使われている。そのため廃紙の減少は再生紙の原料不足に直結するという。

再生紙100％のトイレットペーパーを製造しているある米企業も、原料供給を中国に頼っていた。同社によると、品質のいい再生紙トイレットペーパーを製造するためには、繊維が長い廃紙が必要で、コピー用紙が最適だという。このままでは原料の品質を落とさざるを得ないが、そうなれば製造されるトイレットペーパーが固くなってしまうという欠点があるのだとか。このまま原料不足が深刻化すれば、化学薬品などを利用して柔らかさを保つなどの対策を導入せざるを得ないと関係者は話している。（翻訳・編集/KT）