Record China 2010年4月30日(金) 0時36分
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28日、外国の北朝鮮向けラジオ放送をひそかに聞いている北朝鮮国民は100万人以上に上り、脱北の大きな動機になっていると伝えられた。写真は北朝鮮・平壌。
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2010年4月28日、韓国の聯合ニュースによると、外国の北朝鮮向けラジオ放送をひそかに聞いている北朝鮮国民は100万人以上に上ることが分かった。29日付で環球網が伝えた。
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米スタンフォード大学アジア太平洋研究センター(APARC)のピーター・ベック研究員が28日、有力シンクタンク・米国大西洋協議会のウェブサイトで明らかにした。北朝鮮当局は国民に外国のラジオ放送が聞けないラジオを配給しているが、それを少しだけ改造するか、1台3ドルの中国製ラジオをこっそり購入して聴いている人が多いという。
北朝鮮国民がよく聞くラジオ番組は、米国営放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」、米国議会が出資する「ラジオ・フリー・アジア(RFA)」、脱北者が運営する「自由北朝鮮放送(FNK)」の3つ。これらのラジオ局は携帯電話で北朝鮮と直接やり取りしたり、中国経由で現地取材した内容を持ち出したりする通信員を雇っている。
同センターは、数年かけて数千人の脱北者や難民などに「外国の北朝鮮向けラジオ放送を聞いていたかどうか」を聞いてきた。昨年夏、中国在住の北朝鮮人に実施した未公開の調査によると、こっそり聞いていた人は20%に上った。そのうちの大半が放送の内容について家族や友人と話し合っていたと回答。また、脱北者の多くが「放送を聞いたことが脱北を決める大きな理由になった」と答えたという。(翻訳・編集/NN)
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