2010年5月3日、仏紙・フィガロ紙は「自家用ジェット機メーカーが中国の富豪を販売ターゲットにしている」と報じた。5日付で環球網が伝えた。

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先日、中国の海南省三亜市で「海天盛筵―クルーザー、ビジネス用航空機とゴージャス・ライフ展」が開催され、クルーザーや小型軽飛行機（セスナ機）、高級車などが中国の富豪たちの注目を集めた。特にエアバス、ダッソー、ボンバルディア、ガルフストリームなど小型軽飛行機を製造するメーカーは、中国のVIPクラスの富豪をターゲットに、自家用ジェット機の販売攻勢をかけているという。

中国のプライベートジェット機は現段階で約50機程度と、米国の約9000機に比べ遠く及ばないが、メーカーはいずれも中国の潜在的市場規模は巨大なものだと見ており、仏・ダッソー社は今後5年間で中国市場のシェアを10％から30％に引き上げる計画としている。

米国の自家用ジェット機販売関係者は、「業界内でも予測値にばらつきがあるものの、将来的に中国市場が拡大することは疑いない。一部では2020年までに500機、また1万機とも言われるが、個人的には2000機は堅いのではと考える」と話している。（翻訳・編集/岡田）