中国の投資増加、アフリカ経済を刺激―米メディア

Record China    2010年5月10日(月) 16時57分

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3日、米メディアが「中国の投資増加がアフリカ経済を刺激している」と報じた。中国は最大の対アフリカ投資国の1つとなっており、影響力を増しているという。写真は07年7月、湖北省武漢市で開催された中国・アフリカ投資貿易協力推進会。

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2010年5月3日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)が「中国の投資増加がアフリカ経済を刺激している」と報じた。中国が投資の増加を通じてアフリカのエネルギー資源を獲得しているほか、インフラ整備への投資を進めていることでも注目されている。4日付で環球網が伝えた。

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国際通貨基金(IMF)の予測では、サハラ砂漠以南の地域における今年の経済成長率は4.7%を超え、前年と比べて倍になるなど、アフリカ経済の成長速度が加速しており、その背景には中国による巨額の投資があるとしている。タンザニア最大の都市・ダルエスサラームで5日から開催されている世界経済フォーラム第20回アフリカ会議では中国とアフリカの協力関係について、特別に話し合いの場も持たれるという。

同会議の責任者が明かしたところによれば、中国は対アフリカ投資国で最大の一角となっており、アフリカ経済に対する影響力が増している。中国工商銀行が南アフリカ・スタンダード銀行の株式取得を行って以降、両行は共同投資において70ものプロジェクトを抱えているとも言われ、アフリカ大陸最大規模の投資者となっている。さらに中国アフリカ開発基金(CADF)はインフラ建設資金の乏しいアフリカ各国政府へ長期的援助を推進し、内政干渉をしないことから、現地はおおむね歓迎ムードだという。

南アフリカ・プレトリア大学のアジア研究専門家は、中国の対アフリカ投資は「大規模かつ手法が独特で、現地のニーズに対して的確」と分析する。道路・鉄道・港湾・空港建設などで今後15〜20年に渡り投資を進め、アフリカ経済長期発展の礎になるだろうとしている。(翻訳・編集/岡田)

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