Record China 2010年5月9日(日) 13時56分
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6日、新華網は記事「指紋複製キャップのネット販売が人気=クローン指紋が議論に」を掲載した。自分の指紋をプリントしたキャップを使えば、他人でも認証を突破することができるという。写真は指紋認証で出勤や出席を管理する企業や大学。
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2010年5月6日、新華網は記事「指紋複製キャップのネット販売が人気=クローン指紋が議論に」を掲載した。
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近年、中国ではタイムカードの代わりに指紋認証システムを導入する企業が増えている。同僚にタイムカードを押してもらうというずるが使えないのが売りだ。しかし、どんな方法にも抜け道は必ずあるもの。なんと自分の指紋をプリントした指紋複製キャップを渡しておけば、「代返」が可能になるという。
今やネットではあちらこちらで指紋複製キャップの広告を見かけるようになった。「出勤しなくても皆勤賞」などと魅惑的なキャッチコピーが並ぶ。キャップを作るメーカーに話を聞くと、シリコンで作られており、お値段は1個100元(約1340円)。100%の確率で機械をごまかせると豪語している。指紋情報を記録し郵送すれば、完成品が返送される仕組みだ。
ネットユーザーの間でも指紋複製キャップは話題となっている。厳格過ぎる出勤管理に対して、人間的な解決手段をもたらすいい方法だと賛同する意見も多い。一方でメーカーに指紋情報を与えるため、プライバシー流出を恐れる意見もあった。
ある専門家は、今後、金融や社会保険などの分野で指紋認証技術が用いられるようになれば、「指紋複製キャップ」の被害は計り知れないとして、政府関係機関は十分に配慮する必要があるとコメントした。(翻訳・編集/KT)
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