よみがえる「古琴」唐代の音色―浙江省杭州市

Record China    2006年12月3日(日) 0時4分

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博物館の倉庫にしまいこまれていた1000年以上前の古琴が修復され、弦が張られた。演奏すると、美しい音色が周囲に響きわたった。

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2006年12月1日、浙江(せっこう)省杭州(こうしゅう)市にある浙江省博物館の専門家たちが、所蔵していた十数個の唐代(618〜907年)の古琴(七弦琴)を修復して弦を張った。中央音楽学院の客員教授・丁承運(ディンチョンユィン)氏がその中の1つを演奏した。1000年の歴史を持つ古い琴が、深みのある素晴らしい音色を響かせている。

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今年5月、浙江省博物館は、倉庫にしまいこまれて50年も経っていた30以上の古琴を専門家に鑑定させた。半年間の研究と鑑定を経て、そのうち2つが唐代の物と認定された。丁教授が演奏したのはそのうちの1つ。

古琴は7本の弦を持つことから「七弦琴」とも呼ばれる。今から3000年ほど前の周の時代(紀元前1050頃〜前771年)に誕生し、漢代(紀元前202〜後8年)の末には定型化が進んだ。右手で弦を押え、左手で弦を弾く。音階や音の正確さが非常に厳しく求められる楽器だとのこと。

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