国営メディアが金総書記の訪中報じる、6カ国協議の意見交換も―中国

Record China    2010年5月7日(金) 16時5分

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7日、新華社通信(電子版)は、北朝鮮の金正日総書記が胡錦濤・中国国家主席の招きを受け、3日から7日まで中国を非公式に訪問したと報じた。写真は上海万博の北朝鮮館。

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2010年5月7日、国営新華社通信のウェブサイト「新華網」は、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が胡錦濤(フー・ジンタオ)中国国家主席の招きを受け、3日から7日まで中国を非公式に訪問したと報じた。

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記事によれば、胡主席と金総書記が北京で会談を行い、歓迎の宴も開かれた。呉邦国(ウー・バングオ)全国人民代表大会常務委員長(国会議長に相当)と温家宝(ウェン・ジアバオ)首相もそれぞれ金総書記と会見した。胡主席は会談で、政府と人民を代表して歓迎の意を表し、青海地震後の迅速な見舞いの電話と上海万博への積極的な参加に感謝の意を表した。また、中朝の協力関係を強化することは両国の共同利益の維持と発展に有益であるとの見解を示し、今後も首脳レベルで密接な交流を続けることなど5つの提言を示した。

金総書記は胡主席の歓待に感謝の意を表し、胡主席の5つの提言に全面的に賛成。中朝の友好関係は時代の移り変わりや世代交代に関係なく脈々と受け継がれるものだと強調したほか、互恵精神に基づき、中国企業の北朝鮮への投資を歓迎すると述べた。

記事によれば、両者は国際情勢や北東アジア情勢、6カ国協議について、率直な意見交換を行った。朝鮮半島の平和と安定は中朝両国ひいては北東アジア全体の共同利益になるとの認識で一致し、05年9月の6カ国協議に関する共同声明に基づいて、朝鮮半島の非核化を実現させるために共同で努力することで合意した。北朝鮮側は「朝鮮半島の非核化を堅持する立場に変化はない」との姿勢を示した。

記事はこのほか、金総書記が北京のバイオテクノロジー企業、博奥生物有限公司を視察したと伝えた。(翻訳・編集/NN)

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