重すぎる責任、共産党幹部は辛いよ?!=中国政治はトップダウンの「企業モデル」―中国

Record China    2010年5月10日(月) 21時53分

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4日、ウォール・ストリート・ジャーナル中国語版サイトは、同サイト編集者、コラムニストの劉ガン氏の署名記事「中国共産党同志は本当に大変」を掲載した。写真は山東省の専門学校で行われた教師・学生による暴動鎮圧演習。

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4日、ウォール・ストリート・ジャーナル中国語版サイトは、同サイト編集者、コラムニストの劉●(リウ・ガン、●は置の下部が正)氏の署名記事「中国共産党同志は本当に大変」を掲載した。以下はその抄訳。

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最近、中国では小学校・幼稚園の襲撃事件が相次いでいる。中国共産党中央政治局常務委員、中国共産党中央政法委員会書記の周永康(ジョウ・ヨンカン)氏は、各級の共産党幹部に学校・幼稚園を守ることを政治任務とし、全ての責任を負って自ら対処せよと号令を下した。

小市民である私には共産党幹部に親近感を持ったことはないが、このニュースを聞いて「幹部は大変だ」と感じた。共産党幹部が「責任を負う」べきことは本当に多い。その範囲は一人っ子政策の貫徹、耕地の確保、そして不動産価格の抑制にまで及ぶ。

共産党幹部が直接社会問題解決にあたるのは「人治」の体現であり、遅れた管理方式でもある。しかし視点を変えてみると、複雑な問題は各方面の協力で解決することは難しく、幹部のリーダーシップに頼るしかないのも事実だ。これは欧米の政治モデルとは大きく異なるものだろう。しかし欧米の企業はというと、最高経営責任者(CEO)の下に複数人の副CEOをおき、トップダウンで事に当たる。

これが中国が「国家資本主義」とよばれるゆえんだ。国、省、市は企業のように運営され、各級のトップは「人民の僕」ではなく、CEOのような強力な権限を手にする。もしあなたが「中国という名の企業」の株主であるならば、こうした幹部のリーダーシップを喜んで承認するだろう。逆に、もしあなたがこの企業のたんなる一労働者に過ぎないのならば、恐怖を感じることになるだろう。(翻訳・編集/KT)

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