成田空港籠城の人権活動家、政府の妨害にも負けず中国の改革訴え―中国

Record China    2010年5月11日(火) 11時45分

拡大

6日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語サイトは、記事「万博:馮正虎の博覧会」を掲載した。写真は2006年、上海万博会場予定地の立ち退き工事。

(1 / 3 枚)

2010年5月6日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語サイトは、記事「万博:馮正虎の博覧会」を掲載した。多くの人々が万博という機会を利用して、世界に自分の意見を伝えようと考えている。馮正虎(フォン・ジョンフー)さんもその1人だ。

その他の写真

馮さんは中国の人権活動家。昨年、日本を訪問した後、中国への帰国を拒否され、約3か月にわたり成田空港の制限エリア内での生活を余儀なくされたことでも知られる。帰国後、今年3月からは外出を制限されるなど半ば軟禁状態に置かれている。自宅玄関には常時、4〜5人の見張りがいるという。

馮さんは万博期間中に「冤罪博覧会」と題したサイトを立ち上げる予定だった。馮さんが有罪とされた12の事件について公開し、専門家によるコメントを掲載するという内容だった。4月20日、警察は馮さんの自宅を捜査しパソコン4台を押収、サイト開設を妨害した。

馮さんは「今の私は、今日逮捕されなければ、明日には軟禁されているかもしれない、明後日には米国の圧力で釈放されるかもしれないという立場です。善悪はこのように判断してはならない」と話し、法制度の整備を進めるべきだと訴えた。今後も改革の主張を続けていくという。逮捕されることは覚悟の上。その準備としてタオルや歯磨き粉などをそろえていた。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携