2010年5月16日、香港紙・文匯報によると、香港の人の間で人民元切り上げを見込んだ人民元建て預金がブームを呼んでいる。新華網が伝えた。

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記事によれば、人民元切り上げと利上げへの期待から、今年に入り広東省深セン市で人民元建て預金する香港の人が急増、前年同期比15〜20％増加している。また、ある両替所によると、3月末からこれまでに香港の人が手持ちの香港ドルを人民元に両替した額は20％上昇した。

香港では今、香港ドルで持っている資産を人民元建てにする動きが活発化している。切り上げに伴う資産減少を回避するのが主な目的だが、これに利上げが加われば、一石二鳥となる。記事によれば、香港の金融業界で働く劉（リウ）さんは、昨年まで人民元建ての資産はわずか10％だったが、今年に入りその割合を20〜30％に増やしたという。（翻訳・編集/NN）