精神障害者を殺人犯にでっち上げ=公安局長らに処分―河南省開封市

Record China    2010年5月18日(火) 17時42分

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2010年5月17日、中国新聞網は、河南省開封市尉氏県公安局の局長、副局長、警官が免職など処分を受けた。検挙率を上げるため、精神障害者を殺人犯にでっち上げていたという。写真は河南省の特別警察。

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2010年5月17日、中国新聞網は、河南省開封市尉氏県公安局の局長、副局長、警官が免職など処分を受けた。検挙率を上げるため、精神障害者を殺人犯にでっちあげていたという。

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昨年4月16日、尉氏県でのどを切られた男性の遺体が発見された。現地警察は調査の結果、精神障害者の劉衛(リウ・ウェイ)氏を殺人犯と断定、逮捕した。今年4月末、各メディアは「精神障害者を殺人犯にでっち上げた」と報じ、県公安局を批判した。河南省公安庁、開封市公安局はただちに調査を行い、殺人犯でっち上げを確認したという。

このたび関係者の処分が発表された。鄭偉(ジョン・ウェイ)県公安局局長・党委書記は行政規律違反および共産党の厳重警告を受け、免職された。宋偉民(ソン・ウェイミン)副局長は行政規律違反として副局長の職を解かれた。事件に関係した警官5人も免職された。

04年以来、河南省警察は「殺人事件はすべて解決する」という目標を立て、達成出来なかった場合は担当者の責任を問うという厳しい制度を導入していた。これが犯人でっち上げの背景になったとみられ、河南省公安庁は意識改革を通じて事件の再発を防ぐ方針を示している。(翻訳・編集/KT)

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