旧関東軍の「731細菌部隊」、人体実験の被害者1467人の身元判明―黒竜江省ハルビン市

Record China    2010年5月18日(火) 13時21分

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17日、旧関東軍の細菌戦部隊「731部隊」による人体実験の犠牲者1467人の身元が判明したと中国国営メディアが報じた。写真は09年5月、731部隊が行った残虐行為に関する資料を展示する「侵華日軍七三一部隊罪証陳列館」。

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2010年5月17日、国営新華社通信のウェブサイト「新華網」は、旧関東軍の細菌戦部隊「731部隊」による人体実験の犠牲者1467人の身元が判明したと報じた。

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731部隊は、旧関東軍が第2次大戦中に満州国が置かれた黒竜江省ハルビン市に伝染病予防や兵員の飲料水の水質浄化を目的に配備したとされているが、実際には細菌戦研究のために人体実験が行われ、数千人の中国人、旧ソ連人、北朝鮮人、モンゴル人の捕虜や民間人が犠牲になったと言われている。731部隊の川島清・第4部細菌製造部部長も1949年のハバロフスク裁判で、39年から45年の間に毎年少なくとも500人を人体実験に使用したと証言した。

731部隊が行った残虐行為に関する資料を展示する「侵華日軍七三一部隊罪証陳列館」の金成民(ジン・チョンミン)館長は、「各地から集められた大量の資料から確認された。うち23人が旧ソ連人、6人が北朝鮮人だった」と説明した。被害者は日本の憲兵隊に「ソ連のスパイ」として連行された人たちで、主に抗日活動を行っていた地下情報員と中国人捕虜だったという。

このほか、旧日本軍が中国南部で行った細菌戦の被害者約8000人も確認されたと記事は伝えた。(翻訳・編集/NN)

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