北京のリニア鉄道建設計画、一部変更に=住民の電磁波被害への懸念受け入れ―中国紙

Record China    2010年5月19日(水) 11時19分

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2010年5月18日、21世紀経済報道は記事「北京の中国製リニア導入に反対意見=影響は全国に波及か」を掲載した。写真は2009年8月、中国製中低速リニアの模型展示。

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2010年5月18日、21世紀経済報道は記事「北京の中国製リニア導入に反対意見=影響は全国に波及か」を掲載した。

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計画されている新路線・S1線は、門頭溝新城西南の石門営駅と地下鉄・慈寿寺駅を結ぶもので、全長は約20キロ。計12駅の設置が予定されている。車両は中国製中低速リニアが導入される見通しで、今月6日は「環境影響評価への市民参加に関する第1回公示」が行われた。ところがわずか6日後の12日には計画の一部変更が明らかとなった。

当初発表の計画では地下区間は455メートルだったが、変更後は2969メートルと修正された。当初計画では路線からわずか15メートルに位置していた碧森里小区の住民が電磁波による健康被害を懸念し意見を提出したことが変更の要因となった。

リニア敷設で先行する上海市でも健康被害を懸念する住民運動が繰り広げられ、計画が延期されている。中国の各都市は市内交通機関としてのリニア採用に積極的な姿勢を示しているが、問題は住民の理解を得られるかにある。北京市はそのモデルケースとなるため、リニアの全国普及のカギを握ることになりそうだ。(翻訳・編集/KT)

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