Record China 2010年5月22日(土) 7時38分
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15日、米紙は中国の企業家の間で孔子ブームが起きていると報じた。写真は北京の孔子廟。
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2010年5月15日、米紙ワシントン・ポストは「孔子の知恵が現代の中国でこだましている」と題した記事で、中国の企業家の間で孔子ブームが起きていると報じた。19日付で環球時報が伝えた。
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孔子の生まれ故郷である山東省曲阜には中国各地から会社経営者が訪れる。中国西部から飛行機で4時間、さらに車で2時間かけてやって来た仲永(ジョン・ヨン)さん(45)もその1人。目的は孔子をお参りするためだ。この貿易会社の社長は「経営者は金もうけだけを考えている訳ではない」と話す。これは仲さんが参加した「中国哲学思想」講座の授業の一環。短期コースだが授業料は1万2000ドルもするという。
仲さんら企業家のほとんどは富を手に入れたことに満足しており、「中国が民主化すればさらに豊かになる」という見方を鼻であしらっている。だが、その一方で豊かな生活環境で高い教育を受けてきた彼らは、中国が果たした成功を自慢に思いながらも実は祖国の未来を少なからず危惧している。
米ニューヨークへの留学経験があるマイケル・ニンさんは孔子廟をお参りしながら、「過去30年、中国が強調して来たのは経済で、文化や哲学ではない。その結果、国民が絶対的な価値観を持たなくなり、迷走することも多かった。だが、一定の経済レベルに達した後、人々は考えるようになるものだ」と語った。(翻訳・編集/NN)
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