Record China 2010年5月21日(金) 10時50分
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19日、インドの週刊誌は中印国交樹立60周年を記念した特別号に、元国連保護隊(UNPROFOR)司令官のサティシュ・ナンビアール元インド陸軍中将の寄稿「交戦策略」を掲載した。写真は中印国境紛争に関する年表。
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2010年5月19日、インドの週刊誌インディア・トゥデイは中印国交樹立60周年を記念した特別号に、元国連保護隊(UNPROFOR)司令官のサティシュ・ナンビアール元インド陸軍中将の寄稿「交戦策略」を掲載した。環球時報が伝えた。以下はその概略。
【その他の写真】
中印国境紛争が激化した1962年、私は入隊わずか5年の経験の浅い士官で、停戦ラインに当たるジャンムー・カシミール州のウリ地区に配属されていた。中国軍に対する軍事行動には直接参加しなかったが、友人や同僚の多くが参加した。中国は軍事的にはインドを打ち負かしたが、当時を知る関係者の1人として私が言いたいのは、インド軍はそれを恥ずべきことだと思ってはいないということだ。
当時は実力もないのに虚勢を張ったため、失敗に終わった。だが、インド軍はその後迅速な発展を遂げ、その実力も証明されている。中国は過去数十年、インドの政治や経済、インフラ面に疑いを抱いてきたが、インド軍に対しては高い敬意を保ってきた。もっとも、われわれはまだ近代化が足りないと思っているのだが。
インドが今のところ強い懸念を抱いているのは、パキスタンとの衝突のほか、将来的にはある大国と軍事衝突が発生する可能性が高いということだ。これにはさまざまな見解が飛び交っているが、インドが米国、ロシア、欧州連合(EU)や日本と軍事衝突を起こす理由は見つからない。反対に中国とは国境紛争、ダライ・ラマ問題、そしてアジアにおける経済競争など、理由は多数挙げられる。
中国との軍事衝突はなにがなんでも回避すべきだ。そのためにはインドの政治、経済、軍事が十分に強大化する必要がある。そうでなければ、避けられないだろう。中国とはこれからも両国民の利益のため経済・貿易関係を強化していけば良い。だが、一方で中国に対する十分な抑止力を維持するため、引き続き軍の近代化は進めていくべきだ。(翻訳・編集/NN)
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