<タイ情勢>華人華僑の楽観と不安=民主主義の後退が最大の懸念に―中国紙

Record China    2010年5月21日(金) 10時21分

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2010年5月20日、北京新報はタイ情勢と在タイ華人・華僑に関する記事を掲載した。中国人の間でも年代によって、タイ情勢について見方が大きく分かれているという。写真は5月5日のバンコク市内。

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2010年5月20日、北京新報はタイ情勢と在タイ華人・華僑に関する記事を掲載した。

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タイ・バンコク中心の繁華街。1カ月以上も続いた混乱の影響で、今や戦場のような姿に変わってしまった。政府軍、そしてデモ隊が築いたバリケードがあちこちに見える。海外にはタイ情勢の混乱を伝えるニュースが伝えられていたが、昔からタイに住む中国商人はまるで意に介していないかのよう。ある中国商人は「ここは仏様に守られた土地ですよ。衝突も長続きはしません。商売も生活もいつもどおりです」と笑っていた。

一方、若い中国人移民はタイ情勢の混乱に不安を募らせているようだった。タイ最大の中国人向けネット掲示板「3月の赤い波」にはわざわざ現地を訪問したネットユーザーが最新情勢を書き込むなど、関心の高さがうかがえる。掲示板の管理スタッフは「タイの華人は商売にしか興味がないと思っていましたが、この掲示板に集まる人々は政治への関心も高いものがあります」と話している。旅行業に多大な被害が出るなど混乱はタイ経済に影響を与えているが、それ以上にタイの民主主義が崩壊するのではとの懸念が渦巻いている。軍事力を背景にした「恐怖政治」がしかれれば、タイの政治、経済、社会福祉には壊滅的な打撃になり、中国人移民の生活にも悪影響が生じることが予想される。(翻訳・編集/KT)

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