Record China 2010年5月25日(火) 11時51分
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22日、スウェーデンに液化窒素を利用して遺体を処理する「エコ葬」が登場したと中国紙が伝えた。写真は南京市の墓地で行われた植樹葬。
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2010年5月22日、南方都市報によると、スウェーデンに液化窒素を利用して遺体を処理する「エコ葬」が登場した。このSFのような新技術に世論は賛否両論だ。
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記事によると、この方法を発明したのはスウェーデンの生物学者スーザン・ウィー・マーサック(Susanne Wiigh-Masak)氏。まず遺体を零下18度以下の温度で冷凍し、その後冷凍した遺体を分解可能な材質の棺に入れる。さらに棺を零下196度の液化窒素の中に沈め、軽く揺すっていく。こうすれば遺体は直径5ミリの粒状にまで分解されるという。
続くプロセスで、その粒状の遺体分解物は水銀などの重金属が取り除かれた後、トウモロコシでん粉で作られた分解性の容器に入れられ、墓地に埋葬される。「顆粒」土壌で分解し、墓地に生育する植物などの栄養として吸収されていく。この遺体処理にかかる費用は約290ユーロ(約364ドル)。
土葬された遺体が土壌で完全に分解するには普通最低でも10年以上はかかるが、この技術を使えば6か月から18か月で土になり、何ら汚染物質を残すこともない。ウィー・マーサック氏によると、この遺体処理法は04年の時点ですでに発明していたが、このたび初めて倫理と法律上の課題を克服したという。これを受けてスウェーデン政府は、来年4月に世界で初めてとなる液化窒素処理方式を採用した斎場を開設、1年に遺体1500体の処理が可能となる。
韓国もこの方式の採用を検討しているという。(翻訳・編集/津野尾)
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