温家宝首相の訪日は日中関係の「春」をさらに深める―華字紙

Record China    2010年5月26日(水) 11時24分

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25日、温家宝・中国首相の訪日が決定したことを受け、日本の華字紙が「日中関係をさらに深めることになる」と論じた記事を掲載した。写真は上海万博の日本館。

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2010年5月25日、華字紙・日本新華僑報は、温家宝(ウェン・ジアバオ)中国首相の訪日が決定したことを受け、「日中関係をさらに深めることになる」と論じた記事を掲載した。以下はその内容。

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温首相が今月30日から6月1日の日程で訪日することが正式に決定した。これは胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席の08年の「暖春の旅」に次ぐ中国首脳の訪日で、温首相にとっては3度目の日本訪問だ。その後、鳩山由紀夫首相が6月12日の上海万博「日本デー」に合わせ、訪中することも決定した。これは互いの政治に対する信頼感が上昇し、両国の「戦略的互恵関係」が正常な軌道を進んでいることを意味している。

温首相が3年前の「融氷の旅」で中国首相が7年間も訪日しないという政治的な硬直状態を打破した頃と比べると、今の日中関係は「暖かい春に花が咲いた」状態だろう。そして、今回は「戦略的互恵関係の水準を引き上げる」ことが主要議題になるとみられる。つまり、世界情勢が刻々と変化を遂げる中、両国が知恵を出し合い、共に利益を得る関係を築くことの重要性がますます高まっているということだ。

経済・貿易の協力関係を主軸とし、日中の互恵関係を深めることが、今回の訪日の最大の重点であることは間違いない。温首相が12日に北京で日本経団連の訪中団と会談した内容からもうかがえる。また、鳩山首相との会談では温首相がかねてから「平和、友好、協力の海にしたい」と話す東シナ海問題についても、話し合いが行われる見通しだ。

中国の台頭に伴い、日本では「中国脅威論」が噴出し、両国民の心のつながりを阻んでいる。だが、今回の温首相の訪日は、中国の発展は日本にとって脅威ではなくチャンスであることを示す絶好の機会だ。これにより、日中関係はますます深まり、日中両国の「春」に新たな明るい日差しが注がれることだろう。(翻訳・編集/NN)

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