Record China 2010年5月29日(土) 14時32分
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27日、おみやげとしても人気の高い中国の茶器・紫砂壺。しかし安物の多くは「紫砂」を使っていないニセモノだという。写真は4月、瀋陽市で開催された紫砂文化芸術節。
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2010年5月27日、中国の茶器・紫砂壺。おみやげとしても人気の高い、中国を代表する工芸品だ。しかし安物の多くは「紫砂」を使っていないニセモノだという。都市快報が伝えた。
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紫砂は江蘇省無錫市宜興市算出の陶土。紫砂を使った茶器・紫砂壺は少しざらついた表面が茶のアクや渋みを吸収し、風味を最も引き出すとして珍重されている。中国を代表する工芸品の一つで、土産物屋でもよく売られているため、外国人旅行客の購入も多い。
先日、中国中央電視台(CCTV)の番組「毎週品質報告」はニセ紫砂壺の話題を取り上げた。出回っている製品の多くがニセモノだという。別の土を使い鉄粉や化学薬品を使ってそれらしく作ったものから、たんに塗料を塗っただけの粗雑なものまで、ニセモノの種類もさまざまだ。お茶を入れると有毒な化学薬品がしみ出すものまであるというから恐ろしい。
骨董市場で知られる天津の古文化街では、露店に紫砂壺が山と積まれている。価格は通常1個10元(約133円)。店内で売られている製品は30〜100(約400〜1330円)と値段に幅がある。店主はすべて宜興市の紫砂壺だと紹介したが、本物なのかと念を押すと「100元以上の品は保証します。それ以外は保証できません」と口を濁した。
CCTVの報道を受け、ニセモノ紫砂壺騒動の波紋は広がっている。ニセモノ製品を撤去し、購入者に返金する店も現れた。釉薬を使って不自然な輝きがある、異臭がする、地肌をそれらしく加工するため砂が焼き付けてあるものはニセモノとのこと。おみやげに購入を考えている人はご注意を。(翻訳・編集/KT)
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