「中国一のおデブさん」が入院、「痩せて妻子の面倒を見たい」と後悔の念―重慶市

Record China    2010年5月29日(土) 23時32分

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27日、上海大世界ギネスより「中国第一胖(中国一のデブ)」と認定された梁用さんが重慶市の病院に入院した。身長158cm、体重225kgの巨体に医師も通常の治療ができないと頭を悩ませている。

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2010年5月27日、中国版ギネスの上海大世界ギネス(訳者注:中国独自の記録認定機構。英国のギネス・ワールド・レコーズとは無関係)より「中国第一胖(中国一のデブ)」と認定された梁用(リャン・ヨン)さんが重慶市の新橋医院に入院した。身長158cm、体重225kgの巨体に医師も通常の治療ができないと頭を悩ませている。28日、重慶晩報が伝えた。

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梁さんは1980年生まれ。生まれた時から同い年の子どもの数倍の体重があったという。どうにか治療できないかと父親は全国の医者を訪ねたが、治療はできなかった。18歳から体重の増加はさらに早まり、1999年には220kgの巨体に。ダイエット専門病院での治療により一度は105kgにまで体重を減らした。結婚し子どもをもうけ、レストランを開業するなど幸せな生活を送っていた。そして2007年には「中国一のデブ」の称号を得て、各地でショーを開催し生計を立てていたが、マネージメント事務所と支払いをめぐって裁判沙汰に。その後は自宅から一歩も出ない生活を送ったという。

腹痛、むくみ、呼吸困難などの症状を訴え、入院した梁さん。他の人にとっては何でもない症状でも、梁さんにとっては命に関わる問題だ。病院は慎重な治療を開始したが、すべての作業が重労働。移動はカートに乗せ2人がかりで押して動かす。体が大きすぎて通常の検査機器に入りきらないため、検査は血液検査のみだという。

大変な作業を経て、梁さんの心肺機能の衰えが判明した。現在は薬による治療が行われているが、それもまた苦労のタネ。体重が重すぎて通常の量では効き目がない。ペニシリンの場合、常人の5〜8倍程度の投与が必要となる。それでも期待の効果が上げられるかは未知数だとか。

「今はただ普通の人になりたいだけです。妻と子どもの面倒を見たいのです」と梁さんは話す。面倒を見てくれる両親と妻に何の手助けもできない自分を歯がゆく思っている。「病気が治ったらまたダイエットします。健康のために、そして妻のために」と決意を語った。(翻訳・編集/KT)

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