Record China 2010年6月2日(水) 5時56分
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5月28日、中国では今後10年以内に300万社の民間企業の経営者が世代交代する見込み。だがトップ交代が順調にいくと予想されているのはわずか30%に過ぎないという。写真は海南省海口市のスズ板工場。
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2010年5月28日、最近江蘇省で行われた「MBA(経営学修士)発展フォーラム」において、今後5年から10年の間に中国国内の民間企業300万社がトップの世代交代を迎えるという数字が明らかになった。河南商報(電子版)が伝えた。
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記事によると、民間企業300万社のうち、トップ交代がうまくいくと予想されるのはわずか30%。創立者である親の多くが、わが子に企業を継いでもらいたいと願っているが、兄弟間の確執、親との価値観の相違など問題は少なくないという。しかし河南省にも「三全食品」など、子が親の跡を継いだ有名企業が数多く存在する。
民間企業の経営者にとって、「世襲」がトップ交代の第一の選択肢になっていると同記事は指摘。だが、起業した1代目経営者にはその手ですべてを築き上げてきた実績からくる絶対的権威があるが、周囲の庇護のもとに育った2代目は経験もなく困難を味わったこともないことが多い。そのため先代を長年支えてきたベテラン幹部たちが、2代目を補佐することを拒否するケースもあるという。
河南省の民間企業の多くが80年代に起業しているという。当時30代だった若き経営者も今や60代。不慮の事故や病で突然この世を去った経営者もいることから、後継者選びには早めの対応と周到な根回しが必要だ、と記事はまとめている。(翻訳・編集/本郷)
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