2010年5月31日、上海万博会場で3歳以下の乳幼児向けに貸し出しているベビーカーに小学生の子供を乗せ、優先ゲートから入館する親が後を絶たない。新聞晨報が伝えた。

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上海万博では車いすに乗って身体障害者を装った「ニセ身障者」が優先ゲートから入館するケースが問題視されたばかりだが、今度は明らかに小学生と思われる子供を無理やりベビーカーに押し込み、優先ゲートから入館するケースが相次いでいる。不正に借りていく人が多いため、ベビーカーの数が足りなくなり、乳幼児を抱っこして参観する羽目になった来場者があちこちで見られるという。

ネット上でもこの問題は大きく取り上げられている。ユーザーの「LizzieZ」は会場で見た様子について、「10歳の子供をベビーカーに乗せた親も見た」と告白。別のユーザー「小晶晶」も、「車椅子とベビーカーは万博攻略の『裏ワザ』として広まっている」と書き込んだ。

最近はベビーカーを貸し出す際、子供が本当に3歳以下かどうかを実際に見て確認するシステムに変更し、不正貸し出しの防止に努めているという。（翻訳・編集/NN）