中国で再び「ヤミレンガ工場」の摘発相次ぐ、1週間で58人救出―仏メディア

Record China    2010年6月3日(木) 11時32分

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5月31日、中国南部の雲南省でヤミレンガ工場が摘発され、奴隷のように働かされていた24人が救出されたと仏メディアが報じた。写真は06年8月、閉鎖措置が取られた海南省三亜市の違法レンガ工場。

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2010年5月31日、仏AFP通信は、中国南部の雲南省でヤミレンガ工場が摘発され、奴隷のように働かされていた24人が救出されたと報じた。6月1日付で環球網が伝えた。

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記事によれば、雲南省昆明市石林イ族自治県で28日、ヤミレンガ工場が摘発された。救出された24人はいずれも逃げられないよう監視が付いた状態で働かされ、逃げようとすると暴行が加えられた。この事件では今のところ、容疑者3人が当局に身柄を拘束されている。

このほか、21日にも河北省でヤミレンガ工場が摘発され、34人が救出される事件が起きている。この工場では1日14〜18時間も働かされ、トイレに行く際も監視が付いた。抵抗すると「電気ショックの刑」に処されたという。脱出に成功した被害者が警察に通報して発覚した。

中国では07年に河南省と山西省で同様のヤミレンガ工場が相次いで摘発され、中国全土を震撼させた。被害者は、誘拐された子供や騙されて連れて来られた出稼ぎ農民。最終的に数百人が救出され、ヤミ工場と地元当局の癒着も問題視された。当時、中国政府は事件の徹底調査と再発防止を誓ったが、根絶されていなかったようだ。(翻訳・編集/NN)

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