半世紀前、インド政府は6000人超の華僑を拘束した=被害者が語る苦難の歴史―仏メディア

Record China    2010年6月10日(木) 5時37分

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6日、ラジオ・フランス・アンテルナショナルは、記事「国境紛争で華僑6000人超が拘束された=華人がインド政府に謝罪求める」を掲載した。苦難の経験を余儀なくされた人々の一部が今、歴史を語り始め、謝罪を求め始めた。写真はインド・ムンバイ。

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2010年6月6日、仏ラジオ局ラジオ・フランス・アンテルナショナル中国語版ウェブサイトは、記事「国境紛争で華僑6000人超が拘束された=華人がインド政府に謝罪求める」を掲載した。苦難の経験を余儀なくされた人々の一部が今、歴史を語り始め、謝罪を求め始めた。

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1962年、中印国境紛争が勃発した。その際、インド国内では6000人を超える華僑が拘束され、デリー西部の砂漠にある監獄に収容されたという。収容された人以外でも、多くの華人が自宅に軟禁され、自由を失っていた。

インド在住華人・謝明通(シエ・ミントン)さんも拘束された一人。当時18歳の謝さんは両親、弟、妹の全員が拘束され、22か月にわたる監獄生活を送った。開放後も元の居住地に戻ることは許されなかった。中国に近すぎるというのが理由だったという。

謝さんは、40年以上にわたりインド政府の謝罪と賠償を願ってきた。ところが政府もメディアも口をつぐみ、この問題を知るインド人は多くない。拘束された華人は6000人を超えると謝さんは推定しているが、具体的な人数は国家機密として今なお明かされていない。(翻訳・編集/KT)

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