各地で最低賃金引き上げ相次ぐ、広東省は引き上げ幅20%―中国

Record China    2010年6月10日(木) 6時47分

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8日、中国紙は、今年に入ってから最低賃金を10%以上引き上げる地域が相次いでいると報じた。写真は広州ホンダの完成車工場。中国のホンダ部品工場では賃上げを求める従業員がストライキを起こし、企業側が大幅な賃上げに応じている。

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2010年6月8日、中国共産党機関紙・人民日報は、今年に入ってから最低賃金を10%以上引き上げる地域が相次いでいると報じた。

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記事によると、今年2月に江蘇省が全国に先駆けて最低賃金を改正したのを皮切りに、上海市・浙江省・広東省・福建省でも相次いで最低賃金が引き上げられた。江蘇省は賃金が最も低い地域で現行の590元(約7900円)から670元(約8900円)、最も高い地域で850元(約1万1300円)から960元(約1万2800円)となった。最低賃金が最も高い上海市は960元(約1万2800円)から1120元(約1万5000円)となり、引き上げ幅は16.6%。浙江省は15%、広東省は19.5〜24.5%の引き上げ幅となった。上記の額面はいずれも月給ベース。

広東省人力資源社会保障庁(人社庁)は、最低賃金引き上げの目的の1つは低所得者層の収入を増やし、省内の所得格差を縮小させることだとした。また、浙江省人社庁は6月中に最低賃金が履行されているかどうかの調査を行うとしている。同省寧波市の就業管理部門責任者は「最低賃金の引き上げは当然の成り行き。労働密集型の企業にとって負担増は必至だが、長い目で見れば良い人材の確保に効果的だ」と話した。(翻訳・編集/NN)

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