韓国のスパイと誤認?=北朝鮮の中国密輸船銃撃、事件経過が明らかに―中国紙

Record China    2010年6月9日(水) 18時29分

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4日未明、中朝国境の川・鴨緑江で北朝鮮国境警備隊が中国の密輸船を銃撃し、4人が死傷した事件について、中国メディアは現地関係者の話として「北朝鮮側が韓国のスパイと誤認して発砲した可能性がある」と報じた。写真は中国遼寧省丹東市側から見た鴨緑江。

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2010年6月9日付の環境時報は、中朝国境の川・鴨緑江で4日未明、北朝鮮国境警備隊が中国の密輸船を銃撃し3人が死亡、1人が重症を負った事件について、現地関係者の話として「北朝鮮側が韓国のスパイと誤認して発砲した可能性がある」と報じた。

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同紙が8日に取材した現地関係者によると、事件当夜、密輸船の船員が接近してきた船に対して朝鮮語で話しかけたところ、それが北朝鮮の国境警備隊だった。懐中電灯を照らしてやっとそのことに気づいたが、国境警備隊側は彼らの身分確認をしないまま突然発砲したという。死亡した中には、長期にわたって中国に滞在している北朝鮮籍の人間も含まれていた可能性がある。北朝鮮側はこのところ、韓国海軍哨戒艦「天安」の沈没事件の影響で警戒を強めていた。船員らが朝鮮語を話した上に、迷彩服を着用していたため、韓国のスパイと誤認して発砲した可能性がある。

北朝鮮側は事件発生後、死亡した船員の家族に対し哀悼の意を示すとともに、「今回の事件が中朝関係に影響しないよう希望する」との意向を示している。

日本メディアの8日付の報道では、復旦大学韓国研究センターの石源華(シー・ユエンホア)主任の話として、「今回の事件は偶発的な性質に属するもので、両国の友好関係には影響しないだろう」との見方を伝えている。(翻訳・編集/HA)

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