Record China 2010年6月14日(月) 11時1分
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2010年6月14日、成都商報は記事「『はやぶさ』の帰還=数粒の砂を持ち帰ってくれているだけでいい」を掲載、快挙を伝えた。写真は2008年、北京市。月探査衛星・嫦娥と宇宙船・神舟7号に関する市民向け展示会。
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2010年6月13日、日本の小惑星探査機「はやぶさ」は、幾度ものアクシデントを乗り越え、ついに7年間にわたる宇宙旅行を終え地球に帰還した。回収カプセルを切り離した後、大気圏に突入し燃え尽きた。14日、成都商報は記事「『はやぶさ』の帰還=数粒の砂を持ち帰ってくれているだけでいい」を掲載、快挙を伝えた。
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小惑星イトカワの表面サンプル採取を目的とした小惑星探査機「はやぶさ」。月以外の天体との往復宇宙旅行を成功させた初のチャレンジとなった。サンプルの回収に成功したかどうかはまだ明らかとはなっていないが、わずか数粒の砂でも持ち帰ることに成功していれば、太陽系誕生初期を探るきわめて貴重な資料となる。
小惑星との往復だけではなく、「はやぶさ」は4つの試みをも成功させている。(1)イオンエンジンによる宇宙航行、(2)遠隔操作ではなく自律操作での着陸、(3)無重力下での岩石サンプル採取、(4)小惑星でのカプセル回収。いずれも人類史上初のチャレンジだった。
成都商報は、はやぶさの成功は「人類宇宙開発史の重要な里程標であり、日本の宇宙事業を鼓舞するものになった」と高く評価した。また1972年のアポロ17号以来となる天体サンプルの回収は、小惑星の金属など宇宙にある資源利用の道を切り開く可能性もあると伝えている。(翻訳・編集/KT)
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