ストリップツアーに潜入！老人たちの怪しげなパラダイス（4）―福建省福州市

最近福建（ふっけん）省福州（ふくしゅう）市の中高年の間で話題になっている、怪しげなツアーの実態は何か。福州市の公安局がその実態を解き明かすために派遣した私服警官隊に混じって、レコードチャイナのカメラマンも同行した。泉州（せんしゅう）市南安（ナンアン）の新明（シンミン）村に到着したバスは、ある劇場の前に停車。小さな劇場のステージ踊り子たちが現れてストリップを始めると、老人たちの性格は豹変、さらに女の子が身にまとっていた衣服をすべて脱ぎ捨てると、興奮は頂点に達した。

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午後12時を過ぎ、ストリップショーの第1幕が終了、昼休憩に入った。するとツアー客たちは騒ぎ出し「俺たちは250kmも離れた遠い所から、楽しみにしてやって来たんだ、飯なんかいいからもっと脱げよ！」と怒鳴り散らした。理事長は慌ててステージに上がり「皆様のお怒りもごもっともです！しかし、踊り子にも少し休憩をいただかないと…そしてさらに魅惑的なショーをお届けすることを約束します！」と、興奮した客をなだめたのだった。

結局、10人いる踊り子の休憩は交代でとらせることにして、引き続きショーを再開。しかし早朝に出発してきた老人たちも、かなり空腹なはずである。不思議に思ったカメラマンが劇場内の客の様子をのぞき見ると、なんと彼らはちゃっかり飲み食いしながらストリップを鑑賞していたのだった。ペットボトルの飲料やパンなどの食料をバッグにしのばせ、準備万端で来ていたらしい。