2018年に東京を抜き世界最大の都市圏に?専門家が指摘―上海市

Record China    2010年6月15日(火) 21時15分

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14日、上海都市圏が8〜10%のGDP成長率を維持すれば、2018年に東京都市圏を抜いて世界最大の都市になる見通しだという。写真は経済成長とソフトインフラの成長著しい上海市。

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2010年6月14日、上海都市圏が8〜10%のGDP成長率を維持すれば、2018年に東京都市圏を抜いて世界最大の都市になる見通しだという。上海交通大学都市・区域経済研究所の高汝熹(ガオ・ルーシー)所長が、同大学で開催された国際都市圏発展フォーラムの席上、指摘した。同フォーラムには中国・米国・フランス・スウェーデンなどから専門家が出席。高所長によると、上海市は長江デルタの中心として各サービス業が成熟、また物流・金融・ハイテクサービスなども他都市圏を寄せ付けない強さを誇るという。

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しかし同時に同所長は、08〜09年の東部沿海地域の経済成長が減速するなか、もともと輸出に頼らない中西部地域が逆に成長を加速させていると指摘した。固定資産に対する投資額が09年のGDPに占める比率を例にとると、上海市・広州市など東部沿海地域の大都市では45%未満、西安市・重慶市・天津市・武漢市など中西部の都市では65%を超え、なかでも西安市は91.95%という驚くべき結果となった。

ただし同所長は、中西部の経済成長の勢いが東部沿海地域に勝っていることについて「金融危機がもたらした一時的な現象に過ぎない」との見方を示す。当面は上海都市圏の優位が動かされることはないとの考えだ。さらに、現在の8〜10%GDP成長率を維持できれば、2018年に東京都市圏を抜いて世界最大の都市圏へと成長するとの見通しを示した。(翻訳・編集/津野尾)

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