エンターテインメント・メディア産業、成長率は世界平均の約2倍に―中国

Record China    2010年6月26日(土) 18時15分

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22日、コンサルティング企業の調査によると、2014年までに中国のエンターテインメント・メディア産業の総額は1330億ドルに達し、年平均12%ずつの伸びを見せると予測。これは世界平均を5%上回る数字だ。写真はオンラインゲームに興じる中国の若者たち。

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2010年6月22日、中華新聞網によると、国際大手コンサルティング企業のプライスウォーターハウスクーパース社(PwC)は、世界のエンターテインメントやメディア産業に関する展望を発表した。これによると、2014年までに中国のエンターテインメント・メディア産業の総額は1330億ドルに達し、年平均では12%ずつの伸びを見せると予測。この伸びは世界平均を5%上回る数字だ。

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PwC中国地区エンターテインメント・メディア産業の責任者である唐徽(タン・フイ)氏は、09年の同業種における市場収入は、アメリカでの4280億ドルを筆頭に、日本が1640億ドルで2位、以下ドイツ、中国、イギリスがそれに続く。このうち中国は、今後年平均12%の急成長が予想されている。これは中国経済の発展やブロードバンドの普及にともなうものと考えられている。

中国のエンターテインメント・メディア産業のうち、テレビゲームの成長率が33.5%と最も急速な成長を見せる。これにインターネット広告(25.1%)、テレビの有料放送(20.2%)が続く形だ。中国の09年のテレビゲーム市場はアジア・太平洋地区で第2位、世界第3位の市場となり、市場総額は45億ドルに達している。

インターネット広告では、09年の28億ドルから14年には82億ドルに達すると見られており、年平均では24.2%の伸びが予測されている。モバイルインターネット広告の分野では、09年の1100万ドルから14年には3億2600万ドルに達するものと見られている。

テレビの有料放送では、280万戸でデジタル放送が導入されており、契約者数で世界の45%を占める。今後5年間、中国の衛星放送やネットテレビの市場は急速に拡大するものとの予測だ。映画産業では09年、最も急速に成長したのが中国であった。成長率は36.6%に達し、上映施設の急増が年間興行収入を47%増加させた。この傾向は今後も続くものとPwCは予測する。(翻訳・編集/小坂)

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