<上海万博>パビリオンの外壁が無残な姿に、原因は来場者の「触りまくり」―上海市

Record China    2010年6月24日(木) 8時59分

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23日、上海万博会場では外壁の激しい損傷に悲鳴を上げるパビリオンが続出している。あまりの珍しさにベタベタ触ったり、取り外して持ち帰ったりする人が後を絶たないためだ。写真は外壁の穴が椅子代わりと化したトルコ館。

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2010年6月23日、上海万博会場では外壁の激しい損傷に悲鳴を上げるパビリオンが続出している。あまりの珍しさにベタベタ触ったり、取り外して持ち帰ったりする人が後を絶たないためだ。網易万博が伝えた。

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特産の天然コルクが外壁を覆うポルトガル館。このコルクを毎日数えきれないほどの来場者がベタベタ触ったり削り取ろうとしたりするため、すでにあちこちがポロポロと砕け散った状態だ。お椀大にえぐり取られた部分もあり、もはや少しばかりの補修では済まない事態に陥っている。同館スタッフは「これほど短期間でこのような状態になるとは」とため息交じりに話した。

ラトビア館の外壁は、10万個におよぶ15センチ四方の透明プラスチックタイルを組み合わせて作ったもの。実は簡単につなげて吊るしただけなので、取り外して持ち帰ってしまう不届き者が続出。開館当初はビッシリと隙間がなかったはずなのに、わずか20日でくしの歯が欠けたような有様だ。

真っ赤な四角い「蜂の巣」のようなトルコ館。100カ所を超える「穴」が四方を埋め尽くしているが、運悪く人がよじ登れる高さのものが20数カ所。土足でよじ登り座って休憩する人が後を絶たないため、赤だったはずの外壁はいまやすっかり黒くくすんでしまった。

このほか、いかにも被害に遭いそうなパビリオンは先手を打ち、来場者が近寄れないようにしたり、「手を触れないよう」注意書きを張り付けたりするところも増えている。(翻訳・編集/NN)

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