流動人口が2億人超える、高学歴化の傾向も―中国

Record China    2010年6月29日(火) 11時13分

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26日、中国国家人口・計画生育委員会は09年の調査結果として「中国流動人口発展報告2010」を発表した。報告によると現在、中国の流動人口は2億1100万人。写真は江蘇省南京市、出稼ぎ労働者の子供。

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2010年6月26日、中国国家人口・計画生育委員会は09年の調査結果として「中国流動人口発展報告2010」を発表した。新華社が伝えた。

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報告によると現在、中国国内の流動人口は2億1100万人。さらに今後の趨勢については、以下の4項目が挙げられた。

■増加速度は緩やかに

依然として増え続ける流動人口ではあるが、その増加速度はやや緩やかになってきている。予測では、2050年の流動人口は3億5000万人。年間増加数は現在の600万人から300万人に落ち着くと見られている。

■短距離移動が主流

08年の金融危機以来、産業構造の見直しが必要に迫られ、流動人口の移動先にも変化が見られ始めている。これまでの長距離移動から短距離へ、また省内での移動が目立つように。ただし、沿海地区、沿江地区(長江沿岸)、主要交通路線沿線地区への移動傾向は、緩やかながら今後も続いていくだろう。

■移動先は東部沿海から西部大都市まで拡大

流動人口の移動先は東部沿海地区を重心として、西部内陸の大都市までに拡大している。

■流動人口の高学歴化・長期定住化

流動人口の平均就学年数は長く、年齢層は高く、一家揃って移動し、移動先で長期にわたって定住する傾向が強まり、今後は彼らが本籍地以外の場所で民生サービスを受けられる体制を整えることが求められてくる。(翻訳・編集/愛玉)

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