Record China 2010年6月30日(水) 21時10分
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2010年6月27日、カナダ在住の中国人ブロガー、陳思進氏が「中国で自家用車が普及したら大変だ」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は南京で停車中の車に漢方ドリンクを売り歩く女性。
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2010年6月27日、カナダ在住の中国人ブロガー、陳思進(チェン・スージン)氏が「中国で自家用車が普及したら大変だ」と題した記事を中国のブログサイト・騰訊博客に発表した。
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北米に移り住んで17〜18年。中国の親戚や友人は私が「車を持っていない」と言うと一様に驚く。トロントでは自転車で通勤する人が多いが、私は自宅が近いので歩きだ。私が車を持たない理由は至って簡単。地球の大気汚染の60%は車と直接的または間接的に関係があると聞いたからだ。これを知ってから、私は1時間以上の移動には地下鉄かバス、1時間以内なら自転車、30分以内なら歩くようにしている。歩くことは非常に良い運動だ。ジムに通いながらわずかな距離でも車を使う人の気が知れない。
中国では国内総生産(GDP)の上昇に伴い、車=社会的地位の高さという考えが浸透してきた。しかし、西側の先進国では自転車やバスに乗ると自らの身分を下げるという考えはとっくに時代遅れだ。パリは「自転車の街」への変身を図っており、ニューヨーク・マンハッタンの住民は95%が自家用車を持っていない。ブルームバーグ市長は地下鉄利用者だし、ロンドン市長が昨年、自転車で帰宅途中に襲われていた女性を助けた話も有名だ。英国のキャメロン新首相も自転車通勤派だという。
最近の中国の新聞は「中産階級が増え、家や車を持つ人も多くなった」と報じているが、米国の中産階級は個人の年収4万〜6万ドルという基準以外に「良好な教育を受けたことがあり、社会問題に強い関心を持っていること」と定義されている。一定の金を持つようになっただけでは「中産階級」とは呼べないのだ。家や車を持つことは完全に個人の自由。反対に米国では家や車を持っている人こそ破産寸前だったりするから分からない。
周恩来元首相は生前、「中国に自家用車が普及したら大変だ」と語っていた。米国の人口は全世界のわずか3%だが、地球の約半分の資源を消費している。もし、中国の自家用車の普及率が米国並みになったら、地球の寿命はすぐに終わりを迎えることになるだろう。(翻訳・編集/NN)
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