暴力団と相撲界の深いつながり=「国技」大相撲の崩壊に中国メディアも注目―中国紙

Record China    2010年7月6日(火) 18時8分

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6日、信息時報は記事「まとわりついた賭博の毒=大きな傷を負った日本の相撲」を掲載した。野球賭博問題を取り上げ、「国技」大相撲のイメージが崩壊したと伝えている。写真は2004年、北京の小学校を訪問した力士たち。

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2010年7月6日、信息時報は記事「まとわりついた賭博の毒=大きな傷を負った日本の相撲」を掲載した。以下はその抄訳。

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近年、スキャンダル続きの相撲界。尊敬の念を受けていた力士の薬物使用容疑や暴力団、賭博容疑が明るみに出たことで、「国技」のイメージは地に落ちた。そして今回の野球賭博問題は数々のスキャンダルの中でも最も厳しい痛手となった。

問題の中心となったのは、日本人力士の最高位の大関・琴光喜。外国人力士全盛の時代において、日本人にとって最もなじみ深い力士だった。その琴光喜が少なくとも5年以上は野球賭博にかかわっていたことが明らかとなった。暴力団との関係も頻繁だったと日本のメディアは伝えている。「国技」大相撲のイメージは完膚無きまでに崩壊した。

もっとも、相撲界と暴力団の関係は今に始まったものではないと信息時報は伝えている。明治時代、困窮していた力士らに暴力団が手を差し伸べたのがきっかけとなり、深い関係を持つようになったという。1930年には元関脇・山錦善治郎が引退後、山口組の幹部になったことはよく知られている。その関係は今も途絶えることなく、各地域の暴力団との関係がなければ、地方巡業も成り立たないと同紙は伝えた。(翻訳・編集/KT)

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