醜い中国サッカー=プロリーグで八百長はびこり、ファンは離散―英メディア

Record China    2010年7月7日(水) 9時6分

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2010年7月4日、英テレビ局・チャンネル4のウェブサイトは、記事「『美しい』サッカーが中国では醜い姿をさらす」を掲載した。写真は今年1月、杭州市で開催された中国代表の試合。サポーターは賭博問題を批判する横断幕を掲げた。

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2010年7月4日、英テレビ局・チャンネル4のウェブサイトは、記事「『美しい』サッカーが中国では醜い姿をさらす」を掲載した。W杯ファンの数で中国は世界一。しかし腐敗を正すことができなければ、永遠にW杯に出場することはないと主張した。

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世界のどの国よりも熱いサッカーファンを持つ中国。国際サッカー連盟(FIFA)によると、W杯のテレビ視聴者数は中国が最多だという。ところが中国サッカーファンは自国のプロリーグを気にとめようとすらしない。試合は八百長ばかりで、結果が決まっているからというのがその理由だ。中国ではサッカーは「美しいスポーツ」ではなく、たんなる賭博に堕している。

今年、中国警察はサッカークラブ経営者、審判、選手など約20人を逮捕した。一部には懲役10年という重い刑が科されている。テレビ番組では八百長の実態が明かされた。青島頤中のアシスタントコーチと選手によると、クラブトップから電話があり、「0対3で負けるように」と指示されたという。もし逆らえば給料はなく、それどころかチームを追われることにもなりかねない。八百長を命じたクラブトップ・杜允[王其]

(ドゥー・ユンチー)は8000ポンド(約107万円)を賭けていた。逮捕後、取材にこう答えている。「試合の勝ち負けはいつもコントロールしてきました。どうせ誰も見ていない試合です。テレビの中継もありません。私たちだけのお遊びなのです」、と。

大規模な八百長摘発により、中国サッカー界の闇を牛耳ってきた黒幕は摘発された。しかしこれで中国サッカーが健全化し、W杯を目指せると楽観視しているファンは、そう多くはない。中国サッカーの腐敗の根は深く、その根絶には長い時間が必要になる、というのが一般的な見方だ。(翻訳・編集/KT)

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