Record China 2010年7月6日(火) 13時24分
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5日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊編集長は「中国で麻薬犯罪絡みで捕まる日本人が相次いでいる件」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は6月26日、遼寧省で行われた麻薬焼却イベント。
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2010年7月5日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「中国で麻薬犯罪絡みで捕まる日本人が相次いでいる件」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその概略。
【その他の写真】
遼寧省瀋陽市のホテルで6月19日、日本人男性4人が麻薬犯罪にかかわった疑いで公安当局に拘束されるという事件が起きた。最近、中国では相次いで日本人が麻薬密輸容疑で拘束されているが、1度に4人というのは異例。中国で麻薬犯罪は重罪だ。今年4月には日本人の麻薬密輸犯4人の死刑が執行されたが、これは1972年の国交回復以降、初めてのこと。だが、それでも中国で麻薬犯罪にかかわる日本人の増加を食い止められなかったようだ。彼らはなぜ、命の危険を冒してまで麻薬犯罪に手を染めるのか?「自分だけは捕まらない」という思い込みもあるだろうが、やはり成功すれば手に入る「莫大な利益」に目がくらんでしまうのだろう。
皮肉にも、彼らが捕まったと報道された5日、日本が中国人向け個人観光ビザの発給要件を緩和したことに対し、「治安悪化を防ぐ対策も取るべきだ」と訴える日本メディアの社説を読んだ。社説によると、昨年日本から強制送還された外国人のうち3割が中国人。同紙が6月25日に実施したオンライン調査でも、9割が「治安悪化が心配だ」と回答した。日本人は自ら中国で重罪を犯していながら、「中国人の犯罪が心配だ」と言っている。かなり矛盾していないだろうか?しかも、日本は観光立国を目指すため、中国人を受け入れざるを得ない状況なのだ。これらは全て日本経済が衰退した結果なのである。
日本政府が訪中する全ての日本人が犯罪を起こさないという保証が出来ないように、中国政府も来日する中国人の全てが犯罪を起こさないという保証は出来ない。それぞれが自国民に対する教育を強化するしかないのだ。そして、メディアも同様に国民の教育という社会的責任を負うべき。両国民の感情をあおって仲を引き裂くような真似はするべきではないだろう。(翻訳・編集/NN)
●蒋豊(ジアン・フォン)
25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。99年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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