2010年7月7日、シンガポール華字紙・聯合早報（電子版）は、中国の専門家が「人民元が短期間で大幅に切り上がることはない」との見方を示したと報じた。

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記事によると、中国国際金融公司の哈継銘（ハー・ジーミン）チーフエコノミストは「金融危機後の経済構造調整と金融変革」をテーマに開かれた上海陸家嘴フォーラムで、「自国通貨が急速に切り上がることを容認する国は世界中のどこにもない」と述べた。

また、中国人民銀行金融市場司の謝多（シエ・ドゥオ）司長は「人民元が短期間で急速に切り上がることはない。欧米経済の低迷は中国の輸出にも影響しており、今後数か月は中国の輸出が減少、元の切り上げ圧力も弱まる。しかし、長期的に見るとやはり元は切り上がるだろう」と話した。

謝司長はまた、人民元改革は長い目で見て、中国経済がより合理的で健全な構造に転換するのに有利であるとの考えも示した。（翻訳・編集/NN）