<レコチャ広場>建国60年の教育でも治らないタン吐きの悪習、いつ根絶できるのか―中国

Record China    2010年7月10日(土) 18時44分

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8日、「タン吐きをやめるまでにあと何年が必要だろう?」と題した中国のブログ記事が注目を集めている。写真は07年10月、杭州市のバス停で行われたタン吐きやゴミのポイ捨ての取り締まり。

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2010年7月8日、中国のブログサイトに「タン吐きをやめるまでにあと何年が必要だろう?」と題した記事が掲載された。以下はその抄訳。

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東南アジアからやってきた中国系の女性と一緒にご飯を食べた。席に座ってすぐ彼女が一言。「あなたはタンを吐かないの?」うなずくと、続いて「タンがないの?」と矢継ぎ早の質問。どうやらこれは重大な問題だと気がついた。中国人のタン吐きの習慣はひどく彼女の心を傷つけたらしい。随分と悩んできたのだろうが、ついに今日、意を決して質問したというわけだ。

レストランに入るまで30分ほど彼女と歩いたが、私はタンを吐かなかった。そのことに驚いたようだ。タンを吐く中国人の多さ、その回数の頻繁なことを彼女は見てきたのだ。中国は長年にわたり、精神文明教育、民度教育、愛国衛生教育やらを繰り広げてきたが、全てはむなしく終わった。中華人民共和国建国から60年、新式教育を受けた人ももう2、3世代になる。それでも悪習は消えるどころか、減りすらしてないようだ。痰吐きの習慣を改めることはそんなに難しいのだろうか。100年計画でも制定しないとダメなのだろうか。

彼女の祖国には多くの華人が住んでいる。中国人は不潔でマナーがないと言われても彼女は信じたことがなかった。ところが中国に来て2か月あまり、本当に言われた通りだったことにびっくりしたという。中国人にとってタン吐きはもはや見慣れた風景だが、彼女の目には許すことのできない悪習に映ったという。それを聞いて、私は今年初頭に東京に行った時のことを思い出した。東京にはなぜほこりがないんだ?どこに消えたんだ?これが最初の感想だった。

あるレストランでのこと。隣の席で男性2人が食事していた。半分ほど食べた頃だろうか、片方の太った男性がどうしたことか激しくタンを吐き始めた。お茶を一口飲んではタンを吐く。ついつい回数を数えてしまったが、わずか1時間で30回も吐いている。きれいだった店の隅はすっかり汚れていた。

広大な中国、そのあらゆる場所でタンを吐く人を見かける。老若男女を問わず、出稼ぎ農民であれ官僚であれ文化人であれ関係なしに、だ。これが悠久の歴史を持つ文明国の後継者なのか。GDP世界上位の国の人々なのか。(翻訳・編集/KT)

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