「ネット掲示板の春」到来=掲示板サイト開設の認可手続きが廃止―中国

Record China    2010年7月13日(火) 12時54分

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2010年7月12日、南方都市報は記事「ネット掲示板に訪れた春=国務院が審査を中止」を掲載した。写真は中国のネット掲示板。替え玉で英語試験を受験してくれる人を募集する書き込み。

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2010年7月12日、南方都市報は記事「ネット掲示板に訪れた春=国務院が審査を中止」を掲載した。

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2000年10月、「インターネット電子公告サービス管理規定」が施行された。インターネット上のネット掲示板、チャットなどのコミュニケーションサービスに関する法律で、こうしたサービスの開設には国家による審査が必要とされた。以来9年以上もの間、個人や中小企業が独自のネット掲示板サービスを開設することはきわめて困難な状態にあった。

ネット掲示板審査中止のニュースは、「ネット掲示板の春」としてネット業界、とりわけ中小サイト管理者の注目を集めた。ある企業は「ここ1年で唯一のいい知らせだ」と歓迎している。昨年後半よりネット、携帯電話のアダルト情報取り締まりが厳格化された。かつては中国で最も参入障壁が低い業種と言われていたネット業界だが、審査・サーバルーム一斉検査・ホワイトリスト制度などの相次ぐ規制で一変、個人サイトの多くは閉鎖された。

もっとも、審査中止は政府の規制撤廃を即座に意味するものではないとネット業界関係者は懸念している。「別の政府部門が新たな認可手続きを設けるのではないか」「ソーシャルネットワーキングサービスやマイクロブログを対象にした認可手続きが始まるのではないか」との懸念もあるほか、警察による書き込み内容検閲がより強化されるとの見方もある。またあるネット企業関係者は、実名登録制などより強力なネット管理制度が導入される前触れだと予想している。(翻訳・編集/KT)

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