国際化につれ、ますます「中国化」する中国―SP華字紙

Record China    2010年7月16日(金) 14時39分

拡大

11日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「ますます『中国化』する中国」を掲載した。中国は今後、独自のスタイル、価値観を強化していくという。写真は今年2月、旧正月のイベントが開催された北京・オリンピック公園。

(1 / 4 枚)

2010年7月11日、シンガポール華字紙・聯合早報は記事「ますます『中国化』する中国」を掲載した。以下はその抄訳。

その他の写真

先日、米ブルッキングズ研究所の専門家デービッド・シャンボー氏は、ニュージーランド・オタゴ大学で講演した。「中国は国際社会に溶け込むにつれ先進国に似ていく」と一部の欧米評論家は考えているが、実際は逆で「ますます『中国化』する」と指摘した。

江蘇省蘇州市は毎年、シンガポールで蘇州工業園区の説明会を開催している。中国で最も開放的で国際化している蘇州市だが、市官僚の態度・言葉・立ち居振る舞いはいずれも中国独特のものを残している。もちろん蘇州以外の他都市でも同様だ。

開放的で国際的な人ほど、中国的な要素を保っている。それはなぜか。例えば官僚や国有企業経営者。彼らは外交ルールや身分上の制限を背景に、そして中国の国力増強がもたらした実力をよりどころとして、中国のルールや慣例に頑固なまでに固執することになる。それは一種のプライドであり、気概でもある。民間企業経営者ならば、“中国的である”ことが、中国という巨大市場に対する外国の想像力を刺激する武器となる。

留学生は外国人と相対した時、中国と中国の制度を守ろうという意識、そして母国に対するプライドが芽生える。知識人は世界との関わりが増えるにつれ、学術・社会・情勢分析における中国の代弁者となる。当然、中国的特色を身にまとうこととなる。

中国の国力・経済・社会・消費力の向上により、国民は強い自信を身につけ、自国の明るい未来を信じるようになった。日に日に開放が進む中国は、欧米式の国になるのではなく、独自の行動スタイル、価値観をさらに強固にした国となるだろう。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携