2010年7月11日、インドのニュースサイト「レディフ・ドットコム」は政府統計に基づき、同国の人口は過去100年で5倍に増加、2050年には中国の人口を超えると伝えた。こうした人口の急増は住居など多くの問題をもたらす可能性がある。環球網が12日付で伝えた。

【その他の写真】

政府統計によると、過去5年でインドの人口は1．4％増だったのに対し、中国は0．6％増。2009年時点での総人口はインド11億9800万人、中国13億4500万人となった。予測によると、2050年にはインドの人口は16億1300万人となり、中国の14億7000万人を約2億人超える。

人口を抑制するため、インド政府は近年になって出産制限を導入し、国民の一部に採用され始めた。しかし、ある文献によると、インドの人口増加にはいくつかの原因があり、そのうちの1つに乳幼児死亡率の高さがある。多くの家庭は、そのリスク回避のために多産を望むのだという。

また、インドでは都市化が進展しており、人口が一部都市に集中している。世界各国で都市建設が進む中、インドの都市化も10年後には世界基準に達すると言われており、その際には、住居問題などの問題に人口増加がより大きな影響をもたらすものと見られている。（翻訳・編集/小坂）