<続報>銅山の汚水流出事故に隠ぺいの疑い、発生から9日も公表せず―福建省龍岩市

Record China    2010年7月15日(木) 6時41分

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14日、中国最大の黄金生産企業・紫金鉱業が所有する福建省龍岩市上杭県の銅鉱山で起きた汚染流出事故について、中国紙は「事故を隠蔽しようとした疑いがある」と報じた。写真は事故現場。

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2010年7月14日、中国紙・第一財経日報は、中国最大の黄金生産企業・紫金鉱業が所有する福建省龍岩市上杭県の銅鉱山で起きた汚染流出事故について、事故を隠ぺいしようとした疑いがあると報じた。

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事故は3日午後3時50分(日本時間同4時50分)に発生。鉱山の汚水を貯める池から銅を含んだ汚水が付近の川やダムに流れ出し、下流で養殖していた魚1890kgが死んだ。ところが、同社がこれを公表したのは12日になってから。9日間も発表が遅れたことに、隠ぺいを非難する声も多い。これについて、同社の羅映南(ルオ・インナン)総裁は「当初はほんの一部から漏れ出しているだけだと思い、応急措置ですぐに止まると思っていた。判断が甘かった」などと話した。事故は県政府にも報告されていなかった。同鉱山は無期限の操業停止処分を受けている。

付近の住民によると、同鉱山からの汚染流出は6月にも発生し、大量の養殖魚が死んだり、水道水が汚染されたりするなどの被害が出ていた。県政府は「水質に問題はない」と発表しているが、住民らは「水道水は怖くて飲めない」とわざわざミネラルウォーターを買って飲んでいるという。(翻訳・編集/NN)

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