Record China 2010年7月20日(火) 11時11分
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16日、今年は中国人留学生数が30%増加して27万人になり、世界一の留学生輩出国の座を保持するとみられている。写真は遼寧省瀋陽市で開かれた留学フェア。
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2010年7月16日、中国国営TV局・中央電視台(CCTV)の番組「経済30分」は、今年中国人留学生の総数が30%増加して27万人になり、世界一の留学生輩出国の座を保持するとの見方を示した。
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中国各地で開かれる留学フェアは常に人でごった返している。今回は北京市で開かれた留学フェアを取材した。米国は中国人学生にとり一番人気の留学先だが、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどの大学も多く出展している。しかし同番組によると、今年見られる大きな変化は、留学生にとってこれまでマイナーだったベラルーシ、マレーシア、韓国などの大学ブースが出現し始めたこと。ベラルーシの大学が中国人留学生を受け入れ始めてまだ2年目だが、今年は国内全80大学が中国人留学生を受け入れるという。
毎年開かれる同フェアだが、今年は来場者数の増加が鮮明だという。あるブースでは70〜80%は増えているとの声もあがる。これについてある留学仲介業者は、人民元の上昇の影響を指摘する。人民元高が中国人にとって有利なだけでなく、たとえば米国などは、経済不況によって減少した消費の補填を中国人留学生に期待しているという見方もある。
中国教育部、公安部、公商部門などが批准する留学仲介業者は400社ほどある。これら業者を通すと、手続きにかかる費用は3万元(約38万円)ほどになる。それでも多くの申込者が殺到する。中途退学して留学することを前提とした私立高校も出現しており、ある高校では2年生になる前に半分が留学、3年生になる前に70%がいなくなるという。(翻訳・編集/津野尾)
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