無知で鈍感!中国人観光客、台湾で「五星紅旗」を掲げて記念撮影―SP華字紙

Record China    2010年7月19日(月) 14時26分

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16日、中国本土の観光客が台湾で先月、中国国旗「五星紅旗」を高々と掲げながら記念写真を撮り、地元民の怒りを買った事件について、シンガポール華字紙は「中台関係をぶち壊す行為」だと非難する寄稿を掲載した。写真は中国国旗の製造工場。

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2010年7月16日、中国本土の観光客が台湾で先月23日、中国国旗「五星紅旗」を高々と掲げながら記念写真を撮り、地元民の怒りを買った事件について、シンガポール華字紙・聯合早報(電子版)は「中台関係をぶち壊す行為」だと非難する寄稿を掲載した。筆者は南洋理工大学を卒業したばかりのシンガポール人。以下はその概略。

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中国人の素養は、台湾、香港、シンガポール、日本、韓国、そして西側諸国と比べると格段に低い。これは争う余地のない事実だ。筆者はシンガポール政府の新移民政策が始まってから、街中で「どこでも痰を吐く」「むやみにゴミを捨てる」「公共の場で大声を出す」などの下品な行為が目立つようになったのを実感している。もちろん、これらの全てが中国本土からの移民と関係があるとは言えないが、逆に中国人自らが「全く関係ない」あるいは「ほんの一部の中国人によるもの」だと言うのも自国民を買いかぶりすぎていると思う。

台湾市民が五星紅旗を掲げた中国人の下品で道徳心に欠けた行為を非難しても、中国人は反省するどころか全く意に介していないようだが、まずはそうした部分から改めるべきだ。中国人は台湾だけでなく、世界各国で似たようなことをしでかし、反感を食らっていることが分からないのか?まさか、世界中が中国人を敵視して作り話をしているとでも思っているわけではあるまい。

台湾の観光地で意気揚々と五星紅旗を掲げるとは、なんと無知で鈍感な行為なのか。あるいは台湾以外で同じことをしても、これほど大きな反発は受けなかったかも知れない。しかし、今の中台情勢を考えれば、普通では決してできない行為だ。反対に台湾の「青天白日満地紅旗」が中国本土で振り回されたら?ズタズタに引き裂かれて燃やされていたかも知れない。ここが双方の市民の素養の違いだ。台湾市民は法意識が高いので野蛮な行為に走らなかっただけなのだ。

中国人がこれほど道徳観や公民意識が薄いのは、文化大革命で良識が破壊され、改革開放政策で拝金主義が横行したせいだというのは理解できる。だが、他人の指摘や批判に対し、高圧的な態度で反論していては、ますます反感を買うだけだ。「愛国」とはなりふり構わず「守る」ことではない。いつまでも周りが目に入らない態度をとり続けることは、自分が無知で幼稚だと宣伝し続けるのと同じことだということに気付いてもらいたい。(翻訳・編集/NN)

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