Record China 2010年7月20日(火) 19時28分
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2010年6月から7月にかけて開催された2010FIFAワールドカップ南ア大会では、ドイツの水族館で飼育されているタコのパウル君が注目を浴びた。これを受けて中国のある大学では、「他のタコでも試合予想をすることができるか?」を実験してみた。
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2010年6月から7月にかけて開催された2010FIFAワールドカップ南ア大会。世界中から多くのスタープレイヤーが集結し、世界最高の技を競い合ったが、フィールドの外でも世界中を魅了したスターが誕生した。ドイツ・オーバーハウゼンの水族館で飼育されているタコのパウル君である。これを受けて中国のある大学では、「他のタコでも試合予想をすることができるか?」を実験してみたという。チャイナフォトプレスの報道。
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パウル君が8試合の試合結果をすべて的中させたことで、タコの習性や知能に興味が集まっている。今月14日、中国・福建省福州市の福建農林大学動物科学学院水産産業実験室では、地元市場で購入した2匹の活きダコで実験を試みた。
実験では、パウル君が試合予想を行った時と同様のシチュエーションを用意した。ガラスの水槽に海水を張り、中に国旗を添付したガラス瓶を2つ。両方にタコの好物である小エビやカキを入れる。ちなみに、添付された国旗はすべて、パウル君が予想した組み合わせを採用。つまり、“終わった試合”について、結果通りの選択をするかどうかを試したことになる。実験チームの面々は意気揚々として実験に臨んだ。
20分経過。タコはどちらかのガラス瓶を選ぶどころか、エサに見向きもしない。そこでエサを増量。さらに待つ。タコはぴくりとも動かない。そこで瓶に添付した国旗を次々と交換してみる。しかし動向はない。
「もしかしてこのタコたちは満腹なのでは?」との疑念がメンバー間でもたげる。しかし、海で捕獲されたから今までの間に、まさか誰かが餌付けしたわけでもなかろう。
2時間半後。2匹のタコいずれも一度もガラス瓶の中に入らぬまま、実験は終了した。実験を主宰した大学の教授は「タコがタコつぼに入ってエサを取るというのは、実はそうそう見られる現象ではない。パウル君はおそらく、日ごろからタコつぼに慣れる訓練を受けていたのだろう」と、もっともらしい意見を述べた。(翻訳・編集/愛玉)
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