ネットユーザー4億人突破も増加数ペースダウン=ゲーム人気に陰り、電子商取引にマイナス要因も―中国

Record China    2010年7月23日(金) 10時17分

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21日、北京商報は記事「中国ネットユーザー4億人突破の陰にある痛み=高成長の維持厳しく」を掲載した。急成長を続けてきた中国ネットユーザー数だが、ここにきて拡大は鈍化しつつある。写真は中国のネットカフェ。

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2010年7月21日、北京商報は記事「中国ネットユーザー4億人突破の陰にある痛み=高成長の維持厳しく」を掲載した。

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15日、中国インターネット情報センター(CNNIC)が公布した「第26回中国インターネット発展状況統計報告」によると、中国のインターネットユーザー数は2010年6月現在で4億2000万人に達した。中国のインターネットの発展に関心を寄せている人々はこの数字を歓迎しているが、アナリストは数字の裏に隠された問題を見抜いている。

07年6月以来、中国のネットユーザーは半年に4000万人以上というハイペースで増加してきた。しかし今回発表の増加数は3600万人。前期と比べ増加数は1000万人減少した。あるアナリストは「ネットユーザー拡大のペースは明らかに鈍りつつある」と分析している。

4億2000万人のユーザーはネットでどのようなサービスを使っているのか。現在、急成長を遂げているのが商用利用。この半年間でネット決済、ネットショッピング、ネットバンクのユーザー増加率は30%を超えた。しかし電子商取引の急成長はいつまでも続くわけではない。今年導入されたネットショッピング実名性やネット決済規則の施行は、一定程度マイナス要因となる。来年か再来年には成長は鈍化するとの観測もあるという。

また、今年に入ってから高利益産業のネットゲーム人気に陰りが見られるのも特徴。今年前半のネットゲームユーザー増加率は11.9%とここ5年で最低となり、すでに市場は飽和したとの見方もある。一方でクリエイティブ産業の成長を支えるのは、その質だとして、ターゲットを絞ったうえで、3Dなど新機軸を打ち出したゲームが必要になるとの声も上がっている。(翻訳・編集/KT)

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