Record China 2010年7月24日(土) 3時21分
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22日、中国新聞社は「香港と中国本土、業界の考え方の違い=客を罵倒するガイドの撲滅は難しい」と題した記事を掲載した。写真は香港の土産物店で買い物を強要されるツアー客。
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2010年7月22日、中国新聞社は「香港と中国本土、業界の考え方の違い=客を罵倒するガイドの撲滅は難しい」と題した記事を掲載した。
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今月、中国では香港のガイドが7分間にわたり、土産物屋であまりショッピングしなかったツアー客を罵倒する動画がネットにアップされ、話題となった。格安香港ツアーの中には、土産物屋ばかりをめぐらされ買い物を強要されるケースが多い。今春には買い物を拒否してツアーガイドと言い争った元卓球選手が怒りのあまり憤死し、大ニュースとなった。
香港旅行業界ばかりが悪玉となっているが、記事は中国本土の旅行業界の問題点を挙げている。旅行業界の発展が始まってからまだ10年あまりと歴史が浅い中国。地方政府は経済成長の切り札として観光業を位置づけているが、短期的に成果を求める近視眼的な手法が多い。
地方の観光地では、北京の故宮の数倍もの値段でチケットを売っていることも少なくない。それは「どうせ旅行客は1回しか来ない」と「焼き畑農業」的に考えているためだ。13億人が1回来ればもう十分と踏んでいる。香港旅行にしても同じ。ガイドに買い物を強要され、嫌な思いをしても、ツアー代の安さで客集めができればいいと考えている。
しかしこうしたモデルの黄金時代はすでに過ぎ去った。裕福な客は自由旅行で香港に行くようになり、ツアー参加客の買い物額は減少している。生活が脅かされた香港のガイドは怒り、客とケンカする事態が頻発するようになった。今後もこうした状況は続くだろう。もし香港と中国本土の旅行業界が新たな利益モデルへと転換しなければ、客を罵倒するガイドは次々と登場することになる。(翻訳・編集/KT)
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