中国が世界一のエネルギー浪費国?欧米には批判する権利はない―豪研究者

Record China    2010年7月26日(月) 11時21分

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23日、中国英字紙チャイナデイリーはオーストラリアの研究者ジョン・コールター氏のコラム「欧米には中国のエネルギー消費を批判する権利はない」を掲載した。写真は中国の太陽電池工場。

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2010年7月23日、中国英字紙チャイナデイリーはオーストラリアの研究者ジョン・コールター氏のコラム「欧米には中国のエネルギー消費を批判する権利はない」を掲載した。以下はその抄訳。

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国際エネルギー機関(IEA)はこのほど、中国が米国を抜き、世界最大のエネルギー消費国になったと報じた。中国当局は統計が間違っていると反論したが、欧米メディアは「飢えたエネルギーの巨龍」中国への警戒心を強めている。

私は1981年より中国の研究を始めた。最初は石油採掘について、後に中国の経済、環境、エネルギーなどを研究するようになった。この間、欧米メディアの人気取りの誇張した記事を非常に不満に思ってきた。

欧米メディアは中国の政治指導者の新たな経済観をまだ理解していない。この30年で中国は大きく変化し、経済成長ばかりを重んじ環境汚染を軽視することの問題を学んだ。IEA自身が中国の新エネルギーに関する研究、投資、実用が世界の先端であると認めている。いわば中国のクリーンエネルギーは欧米を超えているのだ。その国に対して、欧米メディアは世界一のエネルギー消費国と批判する。これは中国の成果に対する侮べつと言えよう。

欧米先進国は環境汚染と引き替えに、その経済的地位を築いた。中国は今、低炭素経済の啓蒙に取り組み、国民の環境意識向上に尽力している。こう考えてみると、欧米はどんな立場からエネルギー問題で中国を批判することができるだろうか?(翻訳・編集/KT)

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