サウジアラビアへの機関車輸出契約を締結―中国

Record China    2010年7月27日(火) 9時59分

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20日、海外市場への進出を目指す中国高速鉄道の主要企業・中国南車が、サウジアラビアと幹線用機関車輸出契約を締結した。写真は中国南車の機関車。

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2010年7月20日、海外市場への積極的な進出を目指す中国高速鉄道の主要企業・中国南車股フェン有限公司(中国南車)が、サウジアラビアと幹線用機関車輸出契約を締結した。22日付で証券日報が伝えた。

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記事によると、中国南車は今年3月、中国鉄建公司および北京鉄路局と合同で、サウジアラビアのメッカとメジナを結ぶ高速鉄道建設プロジェクトの入札に参加。中国チームは競合相手と比べ、技術面、条件面などで優れており、落札はほぼ確実とみられていた。しかし、英紙フィナンシャル・タイムズは16日、「中国南車は最終段階でサウジアラビアのプロジェクト獲得を諦めた」と報道。中国南車の関係者は「同国の複雑な地理と環境状況を考慮した結果、最終的に契約を見送ることにした」と事実を認めた。

しかし、同国との関係はこれで終わらなかった。中国南車は20日、サウジアラビア機関車国際入札プロジェクトについて、サウジアラビア鉄道機構(SRO)の本部で契約を締結した。同プロジェクトの成約によって、同社はSROに対し幹線用機関車10台を提供するという。これは、同地域に対する中国初の幹線用機関車の提供となるとともに、同社が08年にSROと貨物列車契約を締結して以降の新たな重要な関係のスタートとなる。

中国南車の関係者は「当社の自主開発した高速列車は現在、米国などとも商談中であり、今後も積極的に市場を開発していきたい」と語っている。(翻訳・編集/HA)

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